ゴシックがテーマの作品制作について

gallery hydrangea(ギャラリー ハイドランジア)5月企画公募展『幽玄の楼』に出展します。

この5月企画公募展『幽玄の楼』のテーマが「ゴシック」なんです。

 

ゴシックって聞いて何をイメージしますか?

 

わたしが最初にイメージしたのは「ゴシック建築」。

でも、グループ展のメインビジュアルを見ると背景はゴシック建築のようだけど、立体刺繍と組み合わせるとなるとちょっと違うかなぁといった感じ。

じゃあ、ゴシックファッションではどうかと思っていろいろ調べていきました。

5月企画公募展『幽玄の楼』のメインビジュアルはこのサイトで見ることができます。

https://gallery-hydrangea.shopinfo.jp/posts/39735017

 

 

ゴシックファッションを調べてみると、ダークミステリアスな雰囲気で黒を基調とした服装とあり、画像を調べてみると黒一色の服装ばかり。

まず、使う色は黒一色のみ。

今年はバラをモチーフとした作品を作ると決めているので、必然的に黒いバラを作ることになります。

 

次に、黒いバラをどう表現しようかと考えたんですが、ここからが難航しました。

ゴシックファッションを調べてみるとわかるんですが、検索して出てくるのはゴスロリ(ゴシック・アンド・ロリータ)ファッションばかり。

ゴシックファッションとゴスロリファッションは似ているようで違うんですよね。

ゴスロリファッションだと、レースやフリルがたっぷり入ったデザインになってしまうのでデザインが甘くなりすぎちゃうんです。

 

とにかくたくさん調べるながらメインビジュアルとの関連性も持たせたいなと考えていった結果、黒いバラをポイントにしたシルクハットを作ることにしました。

デザイン画はこちら

 

このデザインならゴシックがテーマといっても大丈夫でしょ?

とにかく黒一色でデザインが甘くなりすぎないようにしました。

今のところ、ベースとなるシルクハットと黒いバラの立体刺繍が出来上がっています。

これから付属品を作っていいくところです。

来週が搬入なのに間に合うのか!といったスケジュールです。

 

ここで黒いバラの立体刺繍をチラ見せ。

なかなかシックな仕上がりになりました。

 

 

黒ってね、わたしにとって仕事の色なので今まであまりというか、ほとんど作品に使っていない色なんです。

アパレル時代に全身黒を着るように強要されていたので、黒い色にあまりいい思い出がないんですよね。

なんかアパレル時代のブラックな感じを思い出すんですよね、黒だけに。

嫌っていうほど毎日黒い服を着ていたので、もういいかなと思って今は黒い服もほとんど着ません。

なので今回黒一色の作品を作るということは、自分にとってもかなりチャレンジなことなんですよ。

自分の殻を破る的な。

 

 

それに、黒いバラを刺繍していて思ったのですが、黒い糸って見えにくいですね。

もう目が辛いったらありゃしません。

こんなに黒い糸が見えにくいとは思いませんでした。

なんとか今週中に作品を仕上げます。

 

最後に5月企画公募展『幽玄の楼』のお知らせです。

開催会期:2023/5/5(金)~5/14(日)
※休廊日:火・水

gallery hydrangea(ギャラリー ハイドランジア)

東京都墨田区東向島1-3-5
03-3611-0336

在廊しません。