刺繍作品や羊毛フェルト作品も展示してあった第10回日本美術展覧会

先日、国立新美術館で開催されている第10回日本美術展覧会を見に行きました。

3フロアにわたっての展示はものすごく見ごたえがありました。

洋画や日本画、書や彫刻と様々なジャンルの作品が展示されているのですが、やはり工芸美術のフロアをじっくりと時間をかけて回ってきました。

 

 

工芸美術の展示は陶器や漆器、ガラスや木工などの作品が多く展示されているのですが、そんな中でも布物の作品もかなり多く展示されていました。

布物の作品は主に染め物や織物の割合が多いのですが、パッチワークや刺繍、あとは羊毛フェルトの作品も展示されていました。

いわゆる「ハンドメイド」というジャンルに分類されることがある作品です。

でも、「ハンドメイド作品」という感じはなく、工芸美術作品としてしっかりとした存在感とともに展示されていました。

 

 

今回の展示を見て「わたしが目指しているのはここだな」と1つの指標として記されたような気がしました。

ここ数年間、ハンドメイドから抜け出したいと思いながらも、ハンドメイドというイメージから抜け出すことができずにもがいていました。

自分自身も、ハンドメイドというイメージから抜け出せないんじゃないかと心の底では諦めていた部分もあると思います。

じゃあ、なにがハンドメイドで、どうしたらハンドメイドから抜け出したことになるのかというのはよくわかっていないのですが、「ハンドメイド」という言葉にこだわっていること自体がハンドメイドにとらわれているんですよね、きっと。

 

 

ちょっと横道にそれましたが今回の展示を見て、2024年に向けて作品イメージが浮かんできました。

2024年は立体作品で挑戦します。

今回、応募した作品はちょっとひねくり回してしまったように思います。

デザインとかタイトルとか。

なので2024年はストレートに表現していこうと思います。

 

 

作品制作もできるだけ早く、遅くとも年明けくらいからは制作をはじめたいと思っています。

なので、どんな作品を作るのかは年内に固めておかないとね。

 

そもそも、2ヵ月くらいで制作した作品でこんな大きな公募に応募すること自体が無謀だったんです。

2024年はしっかり準備して、自分でも納得のいく作品を作りたいですね。

だからといって、今年の作品に納得していないわけではありませんよ。

今年は今年で応募できてよかったと思っていますし、自分では納得した作品が出来上がりました。

今年、応募していなければ、来年もチャレンジしようなんて思わなかったわけだし、なによりも大きなチャレンジになったので、いい経験をさせていただきました。

 

 

お近くの方は見に行ってみてはいかがでしょうか。

第10回日本美術展覧会はかなり見ごたえのある展示会です。

 

第10回日本美術展覧会
日本画・洋画・彫刻・工芸美術・書

国立新美術館(東京都港区六本木)

2023年11月3日(金)~26日(日)火曜日休館

午前10時~午後6時(入場は5時30分まで)

一般入場料1,400円