デザインが行き詰った時の解決方法
gallery hydrangea(ギャラリー ハイドランジア)5月企画公募展のデザインを考えています。
ちょっとデザインが行き詰ってしまったので、家族に質問してみました。
こういう時は自分以外の意見を聞いてみると、思いもよらない糸口が見えたりするものです。
今回は家族に聞いてみましたが、友人に聞くこともあります。
さっそく、家族に「妖怪って聞いて最初に思い浮かべるものってなに?」って聞いてみたところ
夫「一反木綿とか塗り壁かな」
息子「塗り壁とか。あと一反木綿」
娘「鵺(ぬえ)かなぁ」
夫と息子は「ゲゲゲの鬼太郎」のイメージが強く浮かんだそうです。
今、映画もやってますしね。
わたしもゲゲゲの鬼太郎のイメージを思い浮かべました。
次に「妖狐って聞いたらなにを思い浮かべる?」と聞いてみました。
「妖怪」がテーマの公募なんですが、メインビジュアルが「妖狐」の球体関節人形なんです。
夫「葛の葉(くずのは)とか玉藻(たまも)かな」
息子「NARUTOの九尾」
娘「玉藻」
「葛の葉」は安倍晴明のお母さんとも言われている妖狐。
「玉藻」は平安時代に鳥羽上皇の寵姫であったとされる妖狐の化身。
「NARUTOの九尾」は少年ジャンプで連載されていたNARUTOという漫画に出てくる九尾の妖狐。
まぁ、そうだよね。わたしが思い浮かべたのもこの3つでしたし。
ただ、わたしが作る作品は「植物(花)」をメインモチーフにしているので、家族と話していて出てきた妖怪と植物(花)を組み合わせるイメージが浮かんでこなかったんです。
そのあと、なんだかんだ息子と娘と話しているうちに植物(花)と組み合わせられる妖怪を見つけました。
それは「和入道」。
真ん中に顔がある車輪の妖怪で、その車輪は炎が燃え盛っています。
気になる方はグーグルで調べてみてください。
この「和入道」と「花車」を組み合わせた作品はどうだろうかと思っています。
「花車」は平安時代にあった牛にひかせる牛車に花を乗せたもので、吉祥模様とされていてとても縁起がいいものなんです。
これなら花もあるし、妖怪もいる。
と、ここまで考えて、ふと気がつきました。
妖狐の「葛の葉」、葛って植物じゃん!
「葛」というのは割といろんなところに生えている野草で、根っこが葛根湯の原材料になっていたり、同じく根っこから作った葛粉を和菓子に使ったりとけっこうなじみのある植物。
「葛の葉」と「和入道」で迷っていたんですが、今回は妖狐「葛の葉」を作ろうと思います。
公募の申し込み期限は1月末なんですが時間があるといろいろ迷ってしまうので、早々に公募の申し込みをしました。
これで2024年も3月から5月まで3ヵ月連続出展となります。
昨年も同じようなスケジュールで作品制作したので大丈夫でしょう。
きっと大丈夫…。
大丈夫だと思う…。