「荒木飛呂彦の新・漫画術 悪役の作り方」を読んで
「ジョジョの奇妙な冒険者」作者、荒木飛呂彦(あらき ひろひこ)さんが書いた漫画術の本です。
ジョジョシリーズは漫画ですがアニメ化もされていて、最近ではジョジョシリーズに出てきたキャラクター岸辺露伴(きしべ ろはん)の実写ドラマや映画も制作されています。
俳優、高橋一生(たかはし いっせい)さん主演映画の岸辺露伴シリーズ最新作は2025年の5月に公開されますね。
そんな荒木飛呂彦さんが書いた漫画術の本に興味があって、読んでみました。
こんなに貴重な資料を公開していいの?と思ってしまうような直筆の資料や漫画の解説など。
ジョジョファンにはたまらない1冊だと思います。
その中でも、漫画づくりに対する荒木飛呂彦さんの考え方や取り組み方は、漫画を描く人だけではなく、なにかしら物作りしている人にとっても、大切なことなんじゃないかなと思いました。
とくに「30歳で決めたこと」に書かれていた
・できるだけ徹夜をしない
・規則正しい生活をする
なんだこんなこと、って思った方もいるかもしれませんが、どちらも基本的なことだけれどとても大切なことだと思います。
徹夜ってやろうと思えばできてしまうけれど、徹夜明けの次の日の体調といったら、もう最悪です。
それに体調を崩してしまったら、作品をつくることもできなくなりますしね。
長く作品をつくり続けていくためには、けっきょく基本的な「規則正しい生活をする」といったことが大事になってくるなと、歳を重ねたからこそ身に染みてわかってきました。
荒木飛呂彦さんといえば、誕生日のたびに過去の写真を並べられて年々若返っていると、毎年SNSで話題になっています。
この若さの秘訣は「できるだけ徹夜をしない」「規則正しい生活をする」というところからきているのかもしれませんね。