ハンドメイド作家たるもの自分の作品に真摯であれ
考えさせられるツイッターを目にしました。
先日、あるハンドメイド作家がツイッターで炎上していたんです。
わたしが目にしたものをまとめてみると
そのハンドメイド作家いわく
自分の作品は
・すべて自分で作っている
・天然石を自分で研磨(きれいに磨くこと)している
・自分でオリジナルの模様を描いている
と言って、作品をネットで販売していたようです。
ですが実際は
・市販のものを格安で仕入れていた
・別の作家が研磨した天然石を使っていた
・手描きの模様ではなく、ネイル用シールを貼っていた
ようです。
なぜ、バレてしまったのかというと、
・天然石を研磨して、そのハンドメイド作家に販売したという作家があらわれた。
→このことは、すぐに認めたようです。
・作品からネイル用シールがはがれている画像が、購入者より提示された。(わたしもツイッターで見ました)
→しばらくごねていましたが、結局、開き直って認めてました。
このハンドメイド作家のなにがいけないのかというと、自分の作品に対して嘘をついていたことです。
自分の作品に嘘をつくということは、その作品を購入してくれたお客様に対しても嘘をつくことになります。
お客様から見たら、騙されたといっても過言ではありません。
すべてハンドメイドで作られていると信じて作品を購入した人の、辛辣なコメントがたくさん並んでいました。
じゃあ、このハンドメイド作家はどうしたらよかったのかというと、最初から嘘をつかずに、作品そのままを伝えて販売していればよかったんです。
【仕入れた天然石に、模様を入れて作品を作っています。】
これなら、嘘にはなりませんよね。
これはわたしの憶測ですが、自分の作品に付加価値をつけたくて、「全て自分で作ってます」「イラストも手描きです」と言ってしまったのではないでしょうか。
そんな嘘はすぐにバレます。
騙された!詐欺だ!と、消費者庁や警察に訴えを出したとコメントしていた人もいました。
その後、どうなったんだろう。
なによりも、嘘をついていると自分が苦しくなってくると思うんですよね。
そのハンドメイド作家は嘘をつきながら、自分の作品を売っていて、苦しくなかったのかな。
結局、ネットショップは閉鎖され、ツイッターも、そのハンドメイド作家が承認した人しか見れない、いわゆる鍵垢(ロックされたアカウント)になっていました。
こんな結末になるんなら、最初から嘘つかなきゃよかったのに。
作品は、とてもきれいだったんですよね。
どんなことがあっても、自分の作品には絶対に嘘をついてはいけません。
つい出来心なんて、お客様には通用しません。
ハンドメイド作家たるもの、自分の作品には真摯であれ。
これを肝に銘じて活動していきたいものです。