見せるだけがブランディングではない、時には見せないことも大切

ブランディングって聞いたことありますか?

ブランディングとは?と調べてみると、【共通のイメージを認識させる】などが出てきます。

 

ちょっと難しいかもしれませんが、【○○といえば、△△さんだよね】というふうに、その人や物に対して付随するイメージを育てていくことだと、わたしは思っています。

個人で仕事をしている人たちがSNSなどを使って、ブランディングしていくことが多いようです。

そうやって、自分のイメージを認識してもらって仕事につなげていく、マーケティングの1つだと思ってください。

 

じゃあ、いざブランディングをしていくとします。
そうするとほとんどの人が【見せたい部分だけ見せる】ということをします。

もちろん、それも重要なことです。

ちゃんと見せないと、知られないまま終わってしまいますからね。

まずはイメージしてもらいたい姿を見せていくということが大切になります。

 

 

先日、あるSNSで着物についてのやり取りをしました。
そのときに【水谷さんの洋服時代を知ってるはずなのに、思い出せない(笑)】とコメントをいただきました。

 

実はこれって、あるブランディングが成功したことを意味してるんです。

なんだかわかりますか?

 

コメントしてくれた方のなかでは【水谷=着物】という認識が成立しているんです。

 

わたしが着物を着始めたのは、ちょうど1年前。

たった1年しか着物を着ていません。

しかも、先はどのコメントをくれた方は、洋服時代の方が長く知っているんじゃないかな。

なのに【水谷=着物】という認識が刷り込まれているんです。

 

 

この1年間、外出するときは必ず着物。

SNSには着物を着ている自撮り写真を投稿していました。

実は、もう自撮りはやめようと思って控えていたんですが、着物を着ているということを認識してもらうためには、着物姿の自撮りが必要だと思って、自撮り投稿してました。

時には嫌だなと思うことも、必要だったりします。

 

これだけだと、見てもらいたい姿を見せているだけですよね?

この1年間、絶対にやらなかったことがあります。

それは洋服を着ている写真をSNSに投稿しないこと。

洋服姿を封印したんです。

 

もちろん、洋服も着ます。

むしろ、日常生活では洋服を着ていることの方が多いいくらい。

でも、その洋服姿をSNSでは封印しました。

 

そうすると特にSNSだけ見ている人は、着物姿の水谷しか目にしなくなります。

それだけでは、まだまだブランディングとしてはゆるいので、個人の仕事での外出はもちろんのこと、食事会などにお誘いいただいたときもすべて着物で出かけました。

SNSだけでなく、リアルで会っても着物姿。

これを徹底したので、たった1年で【水谷=着物】というブランディングが成功しました。

 

でもね、着物関係の仕事をしていない水谷が、着物ブランディングをして、なんの意味があるんだろう、って思いませんでした?

 

これから新しくオープンするネットショップに関連があるんですよ。

そのために1年前からブランディングを仕込んできました。

 

時間かけ過ぎじゃない?と思われるかもしれませんが、ネットショッピで取り扱いたい商品が、いろいろと大人の事情ですぐに取り扱えなかったんです。

だったら、この時間を使ってブランディングしちゃえばいいやって思いました。

まぁ、最初は着たくて着物を着てただけなんですけどね(笑)。

 

ちょっと話がそれましたね。

要は、ブランディングは必ずしも見せるだけではないこと。

むしろ、見せないことの方が重要なこともある、ということを忘れないでください。

これからブランディングしていくとしたら、なにを封印しますか?

考えてみてくださいね、おもしろいですよ。