美術館との距離感が変わった2023年
美術館は、ただ展示会を見に行くところではなくなりました。
2023年は美術館が会場の公募展(コンクール)に2回応募しました。
1つ目は2023年3月に東京都美術館で開催された「AJCクリエーターズコンテスト2023」、2つ目が2023年10月に作品を搬入した国立新美術館が会場の「日展」です。
なんかね、たった2回の公募(コンクール)に応募しただけなんだけど、自分の中で美術館との距離感が変わったんですよ。
展示会や展覧会を見に行くところから、自分の作品を展示できるところに変わりました。
実際、2023年3月の「AJCクリエーターズコンテスト2023」では入選して東京都美術館に展示することもできました。
実は、2022年の第20回ZEN展で東京都美術館に展示しているので、今年で東京都美術館に展示するのは2回目でした。
美術館の中には展示室がたくさんあるので、メインとなる大きな展示会場ではないんですが、それでも「いつか美術館で作品を展示したい」という願いは叶ってしまったんです。
これって冷静に考えてみると凄いことだと思うんですよね。
ただ「いつか美術館で作品を展示したい」と思っていただけでは、もちろん叶わないし、ダメもとで公募展(コンクール)に応募したから叶ったわけで。
やっぱりなにかしら動かないと願いは叶わないということなんですよね。
逆にとらえると、なにかしら動けば願いは叶うということにもなるんですよね。
「自分の作品を美術館に展示したい」なんて大それたこと思っても「どうせそんなことできやしないし」とか「美術館なんて恐れ多い」と思ってなにも動かない人の方が多いと思うんです。
でもね、そこを変えていかないと今と何にも変わらないと思うんですよね。
2023年は2回、美術館で開催される公募展(コンクール)に応募したので、自分の感覚としては慣れました。もう怖くはありません。
2023年10月13日(金)に国立新美術館へ搬入してきた「第10回日展」ですが、審査結果の通知が届きました。
「今般第十回日本美術展覧会に応募された貴作品は鑑査の結果遺憾ながら陳列されないことになりましたのでご諒承下さいますようご通知します」
という内容の手紙が届き、残念ながら作品を展示することはできませんでした。
最近は郵便物が届くのに時間がかかるので、いつ届くのかなと思っていたら速達で届きました。
こんなにかしこまった文章をいただいたのは初めてです。
2023年11月3日(金)~26日(日)に国立新美術館で選出された作品が展示されるので、しっかり見に行って来年の対策を練ります。
何フロアにもわたって展示されるので、かなり見ごたえのある展示会です。お近くの方は見に行ってみてはいかがでしょうか。
第10回日本美術展覧会
日本画・洋画・彫刻・工芸美術・書
国立新美術館(東京都港区六本木)
2023年11月3日(金)~26日(日)火曜日休館
午前10時~午後6時(入場は5時30分まで)
一般入場料1,400円