自分に負荷をかけまくった2023年まとメモリー
2023年はどんな年だったのか1年間を振り返る【まとメモリー】。
今年は自分に負荷をかける年にしようと決めて、1月からいろいろと動いてきました。
具体的には、ギャラリーへの定期的な出展とコンクールへの応募。どちらも締め切りがあるので、常に作品制作に追われる1年となりました。
他にも、死ぬまで作品制作できる体作りの一環としてはじめた太極拳に通う日数を増やしたり、夜の家飲みを辞めたりと、いろいろと変化のあった1年間でした。
相変わらず美味しいものも食べに行っていますね。
美味しいものは自分の原動力の1つなので、これは減らせないです。
いつも一緒にご飯を食べてくれる友人たちに感謝です。
それでは1年間を月ごとに振り返ってみましょう。
1月:白いバラとトルコランプ
2023年のしめ縄飾りです。
飾りの真ん中あたりにあるピンク色と紫色のスイートピーが立体刺繡作品なんですが、小さくてよくわからないですね。
そして、2月のギャラリー企画公募グループ展に向けて白いミニバラをたくさん作りました。
2023年は立体刺繡作品を手に持って写真を撮るのが自分の中で流行っていたみたいです。
その一番最初の写真がこれ。
1月の美味しいものは、うなとろろ丼。
とろろの中にもたくさんのうなぎが隠れているのです。
このお店は東急東横線都立大学駅にあるうなぎ屋さんですが、8月に閉店してしまいました。
ランチは安くて美味しいうなぎ屋さんだったので残念です。
トルコランプを作りました。
トルコ料理のランチがセットになったワークショップ。
ベースとなるランプにガラスピースを貼り付けて作っていきます。
刺繍以外の制作を久しぶりにしたので、とても楽しかったのを覚えています。
しかも作品搬入前日にワークショップに参加するという暴挙。
実はこれに懲りず締め切り前に予定を入れるんですよ、この後も…あほだよね自分。
2月:ギャラリー企画公募グループ展と花より団子
人生初チャレンジのギャラリー企画公募グループ展。
gallery hydrangea(ギャラリー ハイドランジア)の2月企画公募グループ展『黄昏は涙模様』に参加。
ギャラリーオーナーが撮ってくれた会場風景と出展作品。
テーマは「思い出」。
公募なので審査がありましたが、その審査に出したエスキース(企画イラスト)はデジタルイラストアプリで描きました。
はじめてデジタルイラストを描いたのでとても未熟でお粗末な感じですが、何事もはじめてはつきものです。
人生初となるサインも作りました。
ギャラリーに展示する際に作品へのサインが必須なのです。
ローマ字でなんかかっこつけたようなサインでしょ?
こう振り返ってみると2023年2月は人生初のことばかりでしたね。
2月の美味しいものは白子づくし。
自宅から徒歩3分ほどにある小料理屋さん。
白子の天ぷらに白子ポン酢。
とても美味しゅうございました。
そして、定期的に食べているような気がする発酵リコさんの発酵料理。
ホタルイカやなれずしの前菜盛り合わせに、新じゃがのフキノトウ和え。
いつもながら美味しくて体にもいいなんて幸せ以外の何物でもありません。
東京渋谷のbunnkamuraで開催されていた「マリーローランサン展」を見に行った帰りに、隣のカフェで展示会コラボメニューがあったので食しました。
色とりどりの「おいり」が使われたスイーツとマリーローランサンをイメージしたリキュールのティーセット。
まったりとした時間を過ごしました。
もうかれこれ20年以上行っている大倉山梅まつり。
毎年楽しみにしているじゃがバタが蒸かしじゃがではなく揚げじゃがになっていてちょっと残念。
いつも花より団子な感じです。
3月:コンクール入選と大人の遠足
2月に応募していたAJCクリエーターズコンテストの1次審査通過し、東京都美術館で「AJCクリエーターズコレクション展2023」という展示会に出展しました。
コンクール結果は入選。
はじめての入選はとてもうれしかったです。
作品を見に行ってくださった方もいて、本当にありがとうございました。
そして、4月のギャラリー企画公募グループ展に向けてピンク色のバラをたくさん作りました。
こちらも手に持った写真。
3月は千葉県によく行きました。
最初は千葉県千葉市にある焼き鳥&日本ワイン眞眞。
3月生まれの方の誕生会です。
ホタルイカの串焼きが美味しかった!
写真を撮り忘れて食べかけを撮っちゃうくらい美味しい焼き鳥屋さんです。
もっと近かったら絶対に通いつめちゃうお店ですね。
そして、千葉県にて大人の遠足、いちご狩り&焼肉の旅。
35年ぶりくらいにいちご狩りに行きました。
今はいろんな品種が食べられるんですね。
1年分のいちごを食べたと思う。
いちご狩りの後に行ったのは千葉県旭川市にある今久(いまきゅう)本店。
とにかく安くて美味しいから!と連れて行ってもらったお店。
本当に美味しかった!1日がかりの遠足でしたが千葉まで焼肉を食べに行ったかいがありました。
4月:オルゴールとワイン
gallery hydrangea(ギャラリー ハイドランジア)の4月企画公募グループ展『Sweets Secrets』に参加。
ギャラリーオーナーが撮ってくれた会場風景と出展作品、エスキースです。
テーマは「秘密」。
4月はオルゴールと組み合わせた作品を作りました。
作品のオルゴールは、オルゴール基盤を取り寄せて自分で木箱にセッティングしました。
オルゴール基盤を使った作品を販売しても大丈夫か、オルゴールに使われている音楽の著作権についてなど、オルゴール基盤メーカーに問い合わせたりしました。
ここから怒涛の3ヵ月連続ギャラリー出展がはじまります。
東京広尾のルグラン・フィーユ・エ・フィス東京。
フランスにある老舗ワインショップが日本にオープン。しかもお店でワインも飲めるとのことだったので、ワイン好きな方をお誘いして行ってきました。
ワインショップがメインなのでレストランといった感じではないのですが、手軽に美味しいワインが楽しめて、ちょっとワインが飲みたい時にピッタリのお店です。
ワインは美味しかったのですが、ちょっとお腹が物足りないということで、目黒エガリテへ。
生ハムとオリーブ、チーズの盛り合わせとホワイトアスパラ。
どのお料理も安定の美味しさ。
今まで週1日だった太極拳を4月から週2日に増やしました。
毎週、木曜日と土曜日が太極拳の日となりました。
5月:黒いバラとすっぽんと能
gallery hydrangea(ギャラリー ハイドランジア)の5月企画公募グループ展『幽玄の楼』に参加。
ギャラリーオーナーが撮ってくれた会場風景と出展作品、エスキースです。
テーマは「ゴシック」。
シルクハットと立体刺繍を組み合わせた作品。
シルクハットも型紙を引いて作りました。
帽子作りは実は学生時代から得意なんです。
怒涛の3ヵ月連続ギャラリー出展2ヵ月目。
ギャラリー会場風景に写っている『幽玄の楼』メインビジュアルのモデルをされていたISSAYさんが、2023年夏にお亡くなりになりました。
SNSで訃報を知り、とてもショックを受けました。
ご冥福をお祈りいたします。
5月は母の日があるので、以前から作りたかったカーネーション。
くりんとした葉っぱが可愛らしい。
5月は発酵中華料理のお店、南方中華料理 南三(みなみ)に呑んべい仲間と行きました。
とても美味しかったんですが、なんせ量が多くて食べるのが大変でした。
わたし、けっこう食べるんですがそれでもきつかった。
最後のすっぽんヌードルは超重量級。
次の日、なんか妙にポカポカしてました。
このお店に行ったのが作品搬入1週間前という大変な時期。
やっぱりね学習しないんですよ、自分。
そしてまたこの後もやらかします。
知り合いの村岡 聖美さんが道成寺を披く(ひらく)というお知らせをいただいたので、人生初のお能を見に行きました。
正直言って能に関しての知識は全くありません。能を題材にした漫画「花よりも花の如く」を読んだことがある程度。
そんな知識で見に行っていいものかと思いましたが、実際に見に行ってよかったです。
能独特の世界観を体感することができました。
太極剣(剣)を6月から始めようと思って先生にもそう伝えたのに、ふらりと思い立って5月から始めちゃいました。
急にレッスンに行ってしまったので、いろいろとご迷惑をおかけしてしまいました。
剣道を7年半ほどやっていたので、剣を扱うのに何の抵抗もありませんでした。
むしろ懐かしい感じ。
いろいろと違うんですけどね、長いものを扱うという点では似ているかなと。
6月:ギャラリー出展はしごと太極剣
gallery hydrangea(ギャラリー ハイドランジア)の6月企画公募展『花に囁く物語 Ep.3』に参加。
今回の企画展はアンデパンダン展というスタイルの展示会でした。
テーマが「花」と決まっていて、審査なしで応募すれば参加できるというもの。
gallery hydrangea(ギャラリー ハイドランジア)の名にちなんで紫陽花の花を立体刺繡で作りました。
これで怒涛の3ヵ月連続ギャラリー出展が終わりました。
怒涛の3ヵ月連続ギャラリー出展が終わったと思ったのに、月末に別のギャラリーに出展するという…あほなの自分。
はじめて出展したギャラリー国立の国立植物園。
この展示会はギャラリー在廊が必須の展示会だったので、久しぶりに2日間在廊しました。
直接作品を見てくださった方とお話しするのはたのしいですね。
いろんなお話をさせていただきました。
6月は千葉県の焼肉&BAR OPPA hanareへ。
カウンタースタイルの完全予約制焼き肉屋さん。
帰り際に韓国お菓子などのお土産をたくさんいただいてしまいました。
マイ太極剣を持ちました。
練習用の折り畳みできる剣なんですが、凄くうれしくてなんかわくわくする感じがしたのを覚えています。
7月:人形制作たのしい
7月は立体刺繡で人形制作。
こちらは初めての試み。
本体の人形を立体刺繡で作って、着物を着せました。
この着物も自分で縫ったもの。
帯も縫って文庫結びにしました。
人形の顔がちょっと怖いかなと思ったんですが、できあがったら可愛く思えてしょうがないんです。
人形の不思議な魅力なんですかね。
思い切って人形制作してよかった。
この人形は8月の企画公募グループ展用の作品です。
そして人形と組み合わせる彼岸花。
花びらよりも、雄しべと雌しべを作るのが大変でした。
1つの花に対して、雌しべが1本と雄しべが6本で合計7本。
彼岸花は6つの花が合わさって1つの花の形を成しています。
5本分の彼岸花だと30個の花が必要。
30個の花だと合計210本の雌しべと雄しべが必要となります。
これを1本1本ワイヤーに刺繍糸を巻きつけて作りました。
がんばった自分。
以前から何回か行ったことのある錦糸町の「焼肉ここから」が自由が丘に出店するというので行ってきました。
安定の美味しさでしたが換気がよくないのかな、店中が煙だらけで着物にも焼肉の匂いがバッチリつきました。
もちろん洗える着物で行ってるので、帰宅後即洗濯です。
以前、タップダンスを習っていたのですが、その時にご一緒していた方から20代の頃の写真を送ってもらったので記録として。
たぶん、24歳だと思う…若いね。
8月:涼しい顔の人形と厚切り焼肉
gallery hydrangea(ギャラリー ハイドランジア)の8月企画公募グループ展『失くした時代』に参加。
ギャラリーオーナーが撮ってくれた会場風景と出展作品、エスキースです。
テーマは「ノスタルジー」。
7月に制作した人形と彼岸花を組み合わせた作品です。
人形の目にクリスタルを使ったんですが、あんまりわからないですね。
人形制作はこれからも折を見て続けていきたいと思います。
既視感あるお皿ですが、こちらは錦糸町にある焼肉ここから本店。
暑気払いにはやっぱりお肉ですね。
9月:バラと栗とヴィーガン料理
9月はひたすらオレンジ色のバラとバラの葉っぱを作っていました。
また手に持った写真w。
10月にあるコンクール用の作品です。
最初、刺繍糸を1本どりで刺繍していたのですが、時間が足りなくなってしまい途中から刺繍糸を2本どりで刺繍しています。
そんなに変わらないでしょ?って思うでしょ?
でもね、刺繍のスピードが倍くらい違うんですよ。
単純に考えて刺繍糸が1本から2本になるのは倍ですよね。
刺繍する面積も2倍くらい早くなるんですよ。
ピアノコンサートのお誘いがあり、久しぶりにピアノの生音を聴いてきました。
その帰りに立ち寄ったのが帝国ホテル虎屋茶寮。
期間限定「栗氷」をいただきました。
普段、かき氷はあまり食べないのですが、この「栗氷」は本当に美味しかった!
けっこうおおきなサイズだったのに、ぺろりと食べてしまいました。
こういうかき氷だったらいつでもウエルカムです。
謎のシェフ「さるっちゃまん」によるヴィーガン料理。
ベアレンというクラフトビールとともにいただきました。
ヴィーガン料理はどれもしっかりしたお味でとっても美味しかったです。
会場は知人が住んでいるシェアハウスだったんですが、そこのオーナーが大の日本酒好きということもあり、途中からいろんな日本酒もいただきました。
もちろんシェアハウスオーナーも一緒にお食事しましたよ。
そしてこのヴィーガン料理会はコンクール作品搬入2週間前です。
覚えておいてくださいね。
10月:コンクールと久保田アフタヌーンティー
2023年1番のメインコンクール、第10回日本美術展に応募しました。
8月から2ヵ月かけて作品制作。
会場である東京六本木の国立新美術館へ作品を搬入する際に、美術館の裏側となる作品搬入口から中へ。
美術館の裏側はワクワクしますね。貴重な体験をしました。
結果は1次落選、また来年もチャレンジします。
東京目白にある椿山荘で開催されていた久保田のアフタヌーンティーへ。
日本酒の久保田とコラボしたアフタヌーンティーということもあり、よくある甘~いアフタヌーンティーとは違い、とても美味しくいただきました。
セイボリーにはもちろんのこと、スイーツにもたっぷり久保田のお酒が使われていて、お料理やスイーツを食べるだけでも酔っぱらいそうでした(酔っぱらはなかったけどw)。
久保田の3種のみ比べもセットになっており、真昼間から日本酒を堪能。
もちろんセットの日本酒だけでは物足りずに追加オーダーしましたよね。
そして、この久保田のアフタヌーンティーに行ったのがコンクール作品搬入3日前。
まだ作品が仕上がっていないのに、やっぱりあほだよね…自分。
お仕事でお世話になっている青山華子さんが経営する有限会社らーにんぐぽけっとの20周年パーティ。
ザロイヤルパークホテル アイコニック汐留で開催されたのですが、こちらは運営スタッフとしてお仕事で参加。
あわただしくお仕事しながらも、美味しいお料理をいただきました。
11月:手の骨とぬか漬け
立体刺繍で手の骨を作りました。
「今、立体刺繍で手の骨を作っている」と話すと「骨なの⁉」といろんな方に驚かれました。
なんでそんなに驚くのかわからなかったのですが、今まで植物ばかり作っていたことを考えれば、全然違いますもんね。
自分の手にあわせて作ったのですが、ちょっと大きくなりましたね。
刺繍の質感と骨の質感って、けっこう似てると思うんですよね。
いい質感の作品に仕上がりました。
手の骨に合わせる金色のバラ。
これも手の持って写真撮ってる。
あっ、手の骨も持ってたね。
1次落選した第10回日本美術展覧会を見に行きました。
今回は羊毛フェルトやフランス刺繍作品などもあり、布物作品もいろいろ展示されていました。
いろんな作品を見るのはとても刺激になります。
定期的に食べている発酵リコ料理。
柚子ポン酢会に参加したのに柚子ポン酢作りの写真がないw。
50個くらい柚子を絞ったような気がする。
いつもながらぬか漬けが美しい。
12月:短歌と白いバラ
gallery hydrangea(ギャラリー ハイドランジア)の12月mizunOEトリビュート展『BADREAM #2』に参加。
12月もアンデパンダン展というスタイルの展示会でした。
テーマが「悪夢」。
この「悪夢」がなかなかの曲者で、作品イメージが決まらず難儀しました。
手の骨と金色のバラを組み合わせた作品を制作。
今回、作品に短歌をつけました。
【目覚めると見えているのは朽ちている自分の姿夢なら覚めろ】
金色のバラには祝福の意味があるそうです。
悪夢にうなされているだけでなく最後に救いがある作品にしました。
2023年最後の作品は白いバラ。
これは立体刺繍講座用のサンプルです。
ただ今、依頼を受けて立体刺繍講座を作成中。
2023年は1月にも白いバラを作っていたので、白いバラにはじまり白いバラで終わった1年となりました。
2023年忘年会は東京駅近くにある焼肉矢澤。
文句なしの美味しさ。
お肉も美しい。
2023年を振り返ってみると
2023年は自分に負荷をかける年にしようと1年間作品制作をがんばってきました。
ギャラリーへ出展した作品は小作品もあわせて合計16作品。
コンクールへ応募した作品は2作品。
全部あわせて18作品制作したことになります。
これ以外にもプレゼント用に作ったり、気になった植物を作ったりしているので、全部合わせると20作品以上になります。
これだけ作品を作っていたら、常に作品制作に追われていますよね。
「なんかいつも締め切り前だよね?」って言われるわけです。
作品制作と合わせて別のお仕事をしていましたが、こちらは2023年12月をもって契約を終了しました。
仕事が忙しい時期と、作品締め切り時期が重なることが多くなり、睡眠時間を削って作品制作するようになってしまったのが契約終了の決め手となりました。
自分は何をしたいのか、そこから目を背けずに決めたことです。
太極拳に通う日数を増やしたことで、体に変化が表れてきました。
思わぬところに筋肉がつき、肋骨まわりが締まってきたことで体が立体的になってきました。
着物を着る身としては帯が今までよりも余ってしまうのでちょっと困るのですが、体重も減り体が少し軽くなりました。
体重が減ったせいか、血圧も下がってしまい低血圧気味になってしまいました。
これは思わぬ誤算。
覚えが悪くできないことばかりですが、太極拳はおもしろいので2024年も続けていきます。
さて、2024年はどんな年になるんでしょうね。
また年末にまとメモリーを書くのがたのしみです。