芍薬(しゃくやく)の花を咲かせる方法

今、芍薬(しゃくやく)の花が盛りですね。

芍薬(しゃくやく)の花は植物園や公園などに植えられていることが多いですが、最近では花屋にも切り花が売っています。

先日のぞいた花屋では、白いものや濃いピンク色、薄いピンク色、黄色の芍薬(しゃくやく)もありました。

花は小さくても直径10センチくらいはあるし、大きなものでは直径15センチを超えるものもあります。

すっと長く伸びた茎に大きな花を咲かせる芍薬(しゃくやく)はとっても華やかです。

そんな芍薬(しゃくやく)にも、ちょっと困ったことがありましてね。

つぼみが硬くて咲かないことがあるんですよ。

咲いている花を買ってくればいいじゃないって思う方もいると思うんですが、つぼみから咲かせるのも結構たのしいんです。

芍薬(しゃくやく)のつぼみって見たことありますか?

コロンとした球体なんですが、触ってみるとかなり硬いんですよね。

硬くとじられた球体のつぼみが、だんだん緩んで少しづつ球体を大きくしながら開いていきます。

なので、つぼみが硬すぎて開かないこともあるんです。

つぼみを触ってみるとわかるんですが、一番外側の部分は蜜のようなものがついていてベタベタしています。

このベタベタが曲者で、つぼみが開くのを邪魔するんですよね。

花屋さんの裏ワザとして、このベタベタを水でじゃぶじゃぶと洗い流してしまうそうです。

つぼみを水でじゃぶじゃぶと洗って、芍薬(しゃくやく)の花を開きやすくするんですね。

他にも、わたしがいつもやっている芍薬(しゃくやく)の花を咲かせる裏ワザ的なものがあります。

  • つぼみのベタベタを水で洗い流す
  • 硬いつぼみを指でやさしくもみほぐす
  • ベタベタでくっついている花びらをそっとはがす

買ってきた芍薬(しゃくやく)が咲かなそうだなと思ったら試してみてくださいね。

こういった裏ワザ的なこともやっていますが、一番はつぼみが緩んで咲きそうだなと感じる切り花を買ってくること。

切り花にもいろんな状態があるので、最初から咲きそうな切り花を選ぶのが手っ取り早いです。

でも、裏ワザ的なことをやって咲かせる芍薬(しゃくやく)も手をかけている分、愛着も増すんですよね。

ちょうど今はいろんな種類の芍薬(しゃくやく)が切り花で売られているので、買ってみてはいかがでしょうか。

あの大輪が咲く姿は美しいですよ。