ギャラリーに在廊してわかったこと

先日、東京都国立にあるギャラリー国立で開催された「国立植物園」というグループ展に出展していました。

このグループ展ではギャラリーの在廊当番というものがあり、水谷も2日間ギャラリーで在廊当番をしてきました。

 

この在廊当番というのを簡単に説明すると、ギャラリーのスタッフ補助として展示や会場の説明をしたり、作品を展示している作家として自分の作品を説明したり、お客様と雑談したりするお仕事。

基本的にギャラリーにいて、必要な時だけお客様の接客をします。

だって、作品を見ているときにむやみやたらと話しかけられたら嫌でしょ?程よい距離感で必要な時だけ話しかけるスタッフ要員です。

 

それでね、2日間在廊してわかったことがあります。

 

水谷の作品に興味を持ってくれて、いろいろじっくりと見てくれている方に「この作品は刺繍でできているんですよ」って声をかけると、100%の確率で「えっ!これが刺繍なんですか⁉」と返ってきました。

 

その後に続いた言葉で意外だったのが

・陶器だと思いました!

・樹脂だと思いました!

という言葉。

 

刺繍糸って木綿なのでどちらかというとふわっとした質感なのに、返ってきた答えが陶器や樹脂といった木綿とはかけ離れたものだったんです。

これは想像もしていなかった答えでした。

ちなみに展示した作品はこちら

 

立体刺繍という技法にこだわって作品の説明をする時にも先に伝えていたけれど、作品を見てくれているお客様にはこの作品が立体刺繍だということは二の次なんだなと思いました。

まずは作品に興味があるから見てくれる、そして刺繍でできた立体作品だということで興味が湧いて、さらにじっくり作品を見ながら作家である水谷に話しかけてきてくれる。

作品に興味を持って話しかけてくれた方は「どうやって刺繍を立体に組み立てているのか」ということを必ず質問されました。

 

先に全部話してしまうよりも「これが知りたい!」と思って質問してくれた方に説明する方が話も盛り上がりましたね。

 

これって在廊して直接お客様と話をしなければわからなかったことです。

日々の情報発信も立体刺繍押しで文章を書いているので、ちょっと違った角度の文章も書いていった方がいいなと思いました。

見てくれている方が知りたいことではなく、自分が押し付けている部分が多かったなぁと反省。

 

1日7時間×2日間の在廊で体力的にはかなり厳しかったのですが、それ以上に得られたものは大きかったです。