AJCクリエイターズコンテスト2023表彰式に参加してきました

いくつになっても表彰されるのはうれしいですね。

最初にお知らせです。

2023年6月29日(木)~7月9日(日)

東京都国立にあるギャラリー国立で開催される「国立植物園」というグループ展に出展中。

ギャラリー国立
東京都国立市中1-9-18
NTC高橋ビル1F・2F(JR国立駅徒歩3分)
TEL042-574-1211

 

7月7日(金)12時~19時の時間帯でギャラリーに在廊しています。

もしよろしければ水谷に会いに来てください。

 

**********

 

2023年2月に入選したAJCクリエイターズコンテスト2023の表彰式が、2023年7月4日(火)に行われました。

場所は東京都美術館の講堂、はじめて東京都美術館の講堂に入りました。

 

表彰式の式次第は、実行委員長の挨拶に始まり、受賞者1人づつの表彰、最後に審査員の講評。

授賞式後に懇親会という流れでした。

 

1人1人名前を呼ばれて壇上に上がり、賞状を受け取りました。

こうやって壇上に上がって賞状を受け取るのは、専門学校の卒業式以来かしら?久々に緊張しました。

わたしは入選だったのですがこれは一番下の賞で、この上に佳作、奨励賞、銅賞、銀賞、金賞、大賞があります。

水谷はまだまだ伸びしろしかない状態ってことです。

 

最後の審査員による全体講評では、上位作品と下位作品との違いについてお話がありました。

技法が優れているのは言うまでもなく当たり前のこととして、さらに上位作品は1つのジャンルだけにこだわらず、2つ以上の技法やコンテンツを組み合わせていること、そして、見る側の想像力を掻き立てる作品であること。

そして「もう1度この作品を見たい!」と思わせる何かがあること。

 

確かに大賞作品は布の傘に刺繍を施した作品で、物語を感じさせるモチーフが刺繍されていました。

他の上位作品も、2つ以上の技法が組み合わされたものばかりでした。

 

これってものすごいヒントだと思いませんか?

 

わたしが作る作品は立体刺繍がメインで、今回は樹脂と組み合わせていましたが物語性は皆無でした。

作品を作る方向性は間違っていないと思うのですが、モチーフの物語性が弱いということだと思うんですよね。

実はこれ、自分でも感じていて、どうしたら物語性を感じてもらえる作品になるだろうと考えていたところ。

植物だけで物語性を出すのは難しいので、他のモチーフを組み合わせるた方がいいかなと思い模索中だったんです。

 

今、8月の公募グループ展に向けて作っている作品がまさに模索中の作品なんですけど、実は立体刺繍で人形を作っているんです。

もちろん、植物はあります。

これからも、わたしが作る作品から植物はなくならないと思います。

立体刺繍で作る人形がうまくできれば、作品の幅がかなり広がると思うんですよね。

 

植物というモチーフを軸に、少しづつ変化していけたらいいなと思っています。

もちろん、来年のAJCクリエイターズコンテストにもエントリーしますよ。

これから作っていく作品の方向性が見えてきたので、表彰式に参加してよかったと思います。