洋服直しの仕事は洋服を直す以上のなにかがある

洋服直しの仕事があることを知っていますか?

 

洋服のサイズを直したり
ファスナーなどが壊れてしまった時に
新しいものに交換したりするお仕事です。

 

ここ最近は
安くて簡単に着られる洋服が
流行っています。
なのであえてお金をだして
洋服を直して着ようと思う人は
少なくなってきているかもしれません。

 

洋服直しの仕事は
ただ洋服を直すだけなのでしょうか。

 

その洋服が持っている思い出も
鮮明によみがえらせることができるのが
洋服直しの仕事なのではないかと思っています。

 

 

母の若い頃のワンピースを着ていました。

 

服飾デザインの専門学校に通っていた頃
母が若い頃着ていたワンピースをよく着ていました。

 

 

母のワンピースは
すべてオーダーメイドで
母の友人に頼んで
作ってもらっていたものでした。

 

 

麻やウールなど
1年を通して着れる素材で作られた
数々のワンピースは
とても着心地がよく
着る人の事をよく考えられた
仕立てになっていました。

 

 

わたしが母のワンピースを
譲り受けたいと言った時には
そのワンピースを着て
どんな仕事をしていたのか
うれしそうに話してくれました。

 

 

母にとって仕事の思い出が詰まった
ワンピースだったんです。

 

 

 

金属製のファスナーを交換したのが1番最初の洋服直しだった

 

母から譲り受けたワンピースは
ファスナーが金属製のものでした。

 

 

そのまま着れるものもあったのですが
ファスナーの金属部分が
劣化しているものもあったのです。

 

 

「ファスナーさえ交換できたら
このワンピースも着ることができるのに」
そう思って着ることを諦めていた
ワンピースが何着かありました。

 

 

その時はファスナーの付け方を
知らなかったのです。

 

 

ある時、服飾デザインの専門学校で
ファスナー付けの授業がありました。

 

 

思っていたよりも簡単な工程だったので
母のワンピースのファスナーを
付けなおしてみたんです。

 

 

母のワンピースが生まれ変わった瞬間でした。

 

 

金属製のファスナーから
ナイロン製のファスナーに交換することで
またそのワンピースを着ることが
できるようになりました。

 

 

また着られるようになったワンピースを見て
母も喜んでいたことを思い出します。

 

 

直すのは洋服だけじゃないかもしれない

 

壊れてしまった洋服には
いろんな思い出が詰まっていたかもしれません。

 

 

母から譲り受けたワンピースにも
母の思い出がいっぱい詰まっていました。

 

 

洋服直しの仕事があることを知らなければ
壊れてしまった洋服を
「もう着れないよね」と
諦めてしまうしかなかったでしょう。

 

 

ですが1度壊れてしまった洋服を
綺麗に直すことができたとしたら
思い出の詰まったその洋服を
また着ることができるかもしれません。

 

 

そのお手伝いができる洋服直しの仕事は
とても素敵な仕事だと思っています。

 

洋服直しについてのお問合わせは
こちらからお願いします。

https://www.agentmail.jp/form/h/10890/1/