日常の生活をおろそかにしない作家活動

東京都墨田区にあるgallery hydrangea(ギャラリー ハイドランジア)での4月・5月・6月の3ヵ月連続出展、無事に終えることができました。

ギャラリーでの展示が4月・5月・6月なので、実質作品制作で大変なのは3月・4月・5月の3ヵ月。

この3ヵ月で、中作品3つと小作品4つの新作を作りました。

 

今年初めの予定では2月・3月で早めに作品を制作して、余裕をもってこなせると思っていたのですが、実際は作品搬入日3日前に作品が仕上がるなんてくらいぎりぎりの綱渡り状態でした。

 

この怒涛の3ヵ月を乗り切るにあたり、決めていたことがあります。

それは

・睡眠時間は削らない

・友人との食事会の時間は削らない

・太極拳の時間は削らない

この3点です。

 

まず「睡眠時間を削らない」ですが、睡眠時間を削ってしまったらこれから先、作品を作り続けることが難しくなるからです。

短期集中でほんの一時、睡眠時間を削るのなら問題ないのですが、これから長く作品制作していくのに常に睡眠不足状態だと必ず体を壊します。

なので、目先の作品制作時間を増やすことにとらわれず、睡眠時間はしっかり確保した状態でこの3ヵ月を乗り越えると最初に決めました。

 

とはいえ、実は最後の5月中旬くらいに少し睡眠時間を削りました。

夜更かしして作品制作時間を作るのではなく、早起きして作品制作時間を作りました。

睡眠時間は少し短くなりましたが、夜は寝ているので体調を崩すこともなく作品制作できました。

 

 

次に「友人との食事会の時間は削らない」ですが、月に数回の楽しみがあった方が息抜きにもなるので、ここは削らないと決めました。

毎日、遊び歩いているわけではないのでね。

それに友人との会話の中から新しい作品のヒントを得ることもあるので、友人との食事時間はとても貴重な時間なのです。

 

 

最後に「太極拳の時間は削らない」ですが、これは体作りのために絶対に削らないと決めていました。

ただでさえ作品制作は座りっぱなしなので、意識して体を動かさないとどんどん運動不足になってしまいます。

 

しかも4月から太極拳に通う日数を週2日に増やしました。

さらに通う日数は変わらないのですが、5月から太極剣(たいきょくつるぎ)という片手剣を持って行う太極拳も始めました。

これがおもしろいんですよね。

 

少しづつ筋肉がつきはじめ、体形が変わり始めています。

体力もついてきていると思います。

なので、少し睡眠時間を削っても体調を崩さなかったのは、太極拳をやっていることと関係があるかもしれません。

 

 

こんな風に自分のペースを守りながら無理しないで怒涛の3ヵ月を乗り越えられたのは、2年前から始めた「長く作品作りをするための身体作り」が大きくかかわっていると思います。

以前なら、むやみやたらと睡眠時間を削り、他の遊びの時間も削り、体がボロボロになりながら作品制作をしていたことと思います。

長く作品制作を続けていきたいからこそ、日常の生活をおろそかにすることなく焦らずに淡々と過ごすことができたんだと思います。

 

毎日ある程度の作品制作時間を確保する生活が身についたので、このまま続けていこうと思っています。

今年本命の国立新美術館で開催される日展の概要も先日発表されました。

その前にまだいくつか展示会があるんですけどね。

他にも作りたいものがたくさんあるので、このペースを乱さないように作品制作を続けていきます。